少女
知育玩具 こどものみらい
祖母

運営者

氏名 園部良一(ソノベリョウイチ)
役職 社会福祉法人清陵会 こどものみらい保育園 園長
家族

知育玩具こどものみらい開発にあたって

開発の背景について紹介させて頂きます。

人間の能力は、認知能力と非認知右脳力の二つの能力が必要です。一般的に頭の良い人や学力が高い人のことを知能指数が高いと言われています。 知能指数は認知能力(知識)とも言い「豊富な知識・技能を活用する能力」のことです。一方の非認知能力(知恵)は「学びに向かう力や姿勢」を言い大きな問題を乗り越えるための力として認知能力の育ちを支える土台となるのです。米国のノーベル経済学賞を受賞したジェームス・J・ヘックマン博士は、著書「幼児教育の経済学(2015.07.02)」に「人生で成功するかどうかは、認知的スキルだけでは決まらず非認知的な要素である肉体的・精神的健康や、根気強さ、注意深さ、意欲、自信といったスキルが欠かせない」とし、さらに「認知的スキルも非認知スキルも、乳幼児期から小学生低学年にかけての時期に伸ばすことが出来る。そしてその発達は家庭環境にも左右される」等々と40年間の研究により証明しました。

少し前の子供達は、豊かな自然環境での多くの挫折と成功体験を味わいながら非認知スキルが育てられましたが、現在の多様化した情報社会では、子ども達は知識を学ぶことが出来ても知恵を学ぶ理想的な環境には乏しいと言えます。私は、この知育玩具の開発にあたり、第1に、子どもの発達段階に応じた遊びの発展性を持ち合わせ応用力と知恵」を身に付けること。第2に、この玩具での遊びを通し、「創意工夫、主体性、やり抜く力」の基礎を育てることを目的として開発に着手しました。試行する中で、子ども達には、主体性を重視するために様々な遊び方を教え込まずに「ただ単に好きに遊ばせて下さい」と伝え、低年齢児は、積み木として重ね並べて遊びますが、やがて積み木に刻まれた数字に興味を示し、簡単な足し算、引き算を楽しむ段階に進めることが出来ました。大切なのは、積み木と遊ぶ中で、数の論理構成を暗黙に覚えることが出来たことです。

例えば、「5+3」は「8」と答える前に「4+4」も「2+2+2+2」も「8」という答えを瞬時に思考する事が大切であり、必ずしも答えは1つでは無いことが、この知育玩具が持つ特徴の一つとなりました。また高齢者施設様からは、お手紙で知育玩具の効果について教えて頂きました。導入効果として、頭のリハビリ、優しい木質の感触に親しむ、簡単な数字に誰でもが受け入れやすいという評価を頂きました。そして実例として、引き篭りで自ら人とのコミュニケーションが取れない老人が、この玩具を見た後に、暫くすると部屋から仲間が居るテーブルに移動し、知育玩具で算数問題を組み立て、近くの老人と楽しそうに会話する様子を見て、介護職員として大変に嬉しく思いましたとの感想を述べられていました。開発当初は、子ども用の知育玩具として考えていましたが、高齢者も楽しめる玩具であることに嬉しく手紙を読ませて頂きました。

さて、日本では、いよいよ教育改革が始まりました。OECDに遅れること15年後の2018年4月から乳幼児に対する保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領、幼稚園教育要領が大きく改定され、主体性を重視したアクティブラーニングが導入されました。2020年から小学校に新教育指導要領が導入され、その後に、高校・大学に順次導入され、本格的な教育改革が始まります。それは、誰もが日本の未来を明るくする新しい教育改革となることを心より願っています。私どもの保育園・幼保連携認定こども園の法人理念に「私たちは親子の未来につながる幸せづくりを追求します」の中に、子どもにとって最善の利益を担保するための職員共通のキーワードは「子どもにとって・・・」があります。ついに始動した日本の教育改革において、このキーワードが多くの教育・保育の現場で、積極的に使われていく時代の到来となることを心から願っています。

ロゴマーク

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運営者

氏名 園部良一(ソノベリョウイチ)
役職 社会福祉法人清陵会
こどものみらい保育園 園長
家族

知育玩具
こどものみらい開発にあたって

開発の背景について紹介させて頂きます。

人間の能力は、認知能力と非認知右脳力の二つの能力が必要です。一般的に頭の良い人や学力が高い人のことを知能指数が高いと言われています。 知能指数は認知能力(知識)とも言い「豊富な知識・技能を活用する能力」のことです。一方の非認知能力(知恵)は「学びに向かう力や姿勢」を言い大きな問題を乗り越えるための力として認知能力の育ちを支える土台となるのです。

米国のノーベル経済学賞を受賞したジェームス・J・ヘックマン博士は、著書「幼児教育の経済学(2015.07.02)」に「人生で成功するかどうかは、認知的スキルだけでは決まらず非認知的な要素である肉体的・精神的健康や、根気強さ、注意深さ、意欲、自信といったスキルが欠かせない」とし、さらに「認知的スキルも非認知スキルも、乳幼児期から小学生低学年にかけての時期に伸ばすことが出来る。そしてその発達は家庭環境にも左右される」等々と40年間の研究により証明しました。

少女と母

少し前の子供達は、豊かな自然環境での多くの挫折と成功体験を味わいながら非認知スキルが育てられましたが、現在の多様化した情報社会では、子ども達は知識を学ぶことが出来ても知恵を学ぶ理想的な環境には乏しいと言えます。

私は、この知育玩具の開発にあたり、第1に、子どもの発達段階に応じた遊びの発展性を持ち合わせ応用力と知恵」を身に付けること。第2に、この玩具での遊びを通し、「創意工夫、主体性、やり抜く力」の基礎を育てることを目的として開発に着手しました。試行する中で、子ども達には、主体性を重視するために様々な遊び方を教え込まずに「ただ単に好きに遊ばせて下さい」と伝え、低年齢児は、積み木として重ね並べて遊びますが、やがて積み木に刻まれた数字に興味を示し、簡単な足し算、引き算を楽しむ段階に進めることが出来ました。大切なのは、積み木と遊ぶ中で、数の論理構成を暗黙に覚えることが出来たことです。

例えば、「5+3」は「8」と答える前に「4+4」も「2+2+2+2」も「8」という答えを瞬時に思考する事が大切であり、必ずしも答えは1つでは無いことが、この知育玩具が持つ特徴の一つとなりました。また高齢者施設様からは、お手紙で知育玩具の効果について教えて頂きました。導入効果として、頭のリハビリ、優しい木質の感触に親しむ、簡単な数字に誰でもが受け入れやすいという評価を頂きました。

祖母

そして実例として、引き篭りで自ら人とのコミュニケーションが取れない老人が、この玩具を見た後に、暫くすると部屋から仲間が居るテーブルに移動し、知育玩具で算数問題を組み立て、近くの老人と楽しそうに会話する様子を見て、介護職員として大変に嬉しく思いましたとの感想を述べられていました。開発当初は、子ども用の知育玩具として考えていましたが、高齢者も楽しめる玩具であることに嬉しく手紙を読ませて頂きました。

さて、日本では、いよいよ教育改革が始まりました。OECDに遅れること15年後の2018年4月から乳幼児に対する保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領、幼稚園教育要領が大きく改定され、主体性を重視したアクティブラーニングが導入されました。2020年から小学校に新教育指導要領が導入され、その後に、高校・大学に順次導入され、本格的な教育改革が始まります。それは、誰もが日本の未来を明るくする新しい教育改革となることを心より願っています。

私どもの保育園・幼保連携認定こども園の法人理念に「私たちは親子の未来につながる幸せづくりを追求します」の中に、子どもにとって最善の利益を担保するための職員共通のキーワードは「子どもにとって・・・」があります。ついに始動した日本の教育改革において、このキーワードが多くの教育・保育の現場で、積極的に使われていく時代の到来となることを心から願っています。

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